右心系のエコー評価は重要な話(TAPSEタプシーとS’エスプライム)

TAPSEとS’を知っておく

右心系の機能評価、ここ2-3年で流行っています。

右心機能は、心不全患者で重要であることが分かってきていて、 心不全患者において、重要な予後規定因子であるということがわかってきているからです。


右心系は三日月型で、リュックサックというか、そういった形状をしています。左室が、右室を背負っているようなイメージで良いかと思います・・・。

右室と左室

そのため、二次元で評価することが難しく、左心系と比較すると、機能評価は簡単には出来ないです。

そんな中でも、TAPSE(Tricuspid annular plane systolic excursion), S’(Tricuspid systolic velocity ) については知っておいても良いと思います。

右心系の機能評価

右室長軸方向の収縮機能が、右室の機能を最もよく反映すると言われています。

そのため、その長軸方向の動きの程度を評価してあげれば良いわけです。

・RV focused apical chamber view


右心系に注目したエコーでの描出画面になります。

描出方法は、心尖部からの四腔画像より、さらに患者の背側側へエコーを回してやるイメージです。 右室の収縮方向がなるべくサンプルボリュームと並行になるようにします

  • M modeで三尖弁自由壁側の弁輪の移動距離を計測すればTAPSE
  • TDI(組織ドプラ)で同部位の収縮移動速度を計測すればS’

になります。

TAPSEは正常では17mm以上 S’は正常では9.5cm/sec以上 です。


エコー検査で、右心機能にも注目してみると良いかもしれません。

参考

Hospitalist 心不全

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